芦屋でおすすめ!オーガニックなドイツパンのお店:ベッカライビオブロート

オーガニックパンへのこだわり

JR芦屋駅からほど近い住宅街の一角にお店を構える、ベッカライビオブロート。お昼過ぎには売り切れになってしまうことも少なくないのだとか。お伺いしたのは、開店から約1時間後の10:30頃でしたが、この時点で10人ほどのお客さんが列を作っていました。
ベッカライビオブロートをオススメする理由、それは並々ならぬオーガニックパンへのこだわりです。こちらのベッカライのパンは、工房の石臼で自家製粉した有機全粒粉を100%使用して作られています。また、入手することが難しいバター以外は、副材料もすべて有機JAS認定の素材を使用しているのだとか。イーストフードなどの添加物を一切使用していないのも嬉しいポイントです。

全てのパンは、焼きあがる2日前に種を仕込み、前日に生地を作って一次発酵させてから、焼き上げるという製法からも、ドイツのマイスター資格を持つシェフのこだわりぶりが伺えます。
香りや味わいは?

今回頂いたのは、一番奥から時計回りにトーストブロートヒェン、ライエンベック、セザムブロートヒェン、ゾンネンブルーメンケルンブロートヒェン、フォルコンブロートヒェンです。
袋を開けると、ふわっと立ち上る香ばしい香りを感じます。噛めば噛むほど味わい深く、何にも邪魔されない上質な素材本来の味を楽しむことができます。
ライエンベックは菓子パンに分類され、手で簡単にちぎることができる柔らかさ、それ以外は食事パンに分類され、全粒粉パンならではのどっしり感と食べ応えがあります。ゾンネンブルーメンケルンブロートヒェンは、基本のフォルコーンブロートの生地にひまわりの種を合わせたもの。このひまわりの種がとても香ばしくて、さらに生地のおいしさを引き立ててくれるようでした。
全粒粉パンには栄養が豊富ってホント?

パンは強力粉を使って作られることが多いのですが、ビオブロートのパンは100%全粒粉使用。全粒粉とは一言でいうと、小麦を丸ごと粉にしたもの。外皮や胚芽部分もすべて含まれているので、食物繊維や、ビタミン類、ミネラル、タンパク質などの豊富な栄養素が含まれています。今回は強力粉と全粒粉の成分の違いについて詳しく調べてみました。
・食物繊維:強力粉2.7g 全粒粉11.2g
・鉄:強力粉0.9g 全粒粉3.1g
・葉酸:強力粉16g 全粒粉48g
・ビオチン:強力粉1.7g 全粒粉10.8g
※可食部100g当たり
(出典・文部科学省 七訂日本食品標準成分表)

これだけの項目を見ても、全粒粉パンが栄養豊富なことがお分かりいただけると思います。
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